宝自動車交通株式会社/代表取締役社長 高林良吉 様
タクシー業界特有の共済制度に頼るなか、事故対応の負担が現場を圧迫し続けていました。
その状況を抜本的に見直すきっかけとなったのが、A&Aさんからの“人件費まで含めた本質的なコスト提案”でした。
| 企業名 | 宝自動車交通株式会社 |
|---|---|
| 業種 | タクシー事業 |
| 売上高 | 719百万円(R2年度実績) |
| 社員数 | 259名(R3.3月現在) |
| ホームページ | https://takara-motors.co.jp/ |
| お話を伺った方 | 代表取締役社長 高林良吉 様 |

導入前の課題
タクシー業界独自の共済制度に加入していましたが、事故対応を自分たちでやらなくてはいけないため、当時の事故担当者が疲弊していました。
共済制度は保険料が安いのが魅力的ですが、事故処理のフォローや事故削減に対するアドバイスが不足していると考えていました。
導入の決め手
2年間に渡り、事故件数や支払金額そして事故の内容について調査頂き、保険コストがアップしても保険会社に移行した方が事故担当者の人件費も含めたトータルコストは下がるという提案を頂きました。
実際に、当時は1~2名の事故担当を各営業所に配置し、全営業所で3~5名の社員が事故処理に関わっていたため、その人員を事故削減や教育といった前向きな業務に配置した方が良いというA&Aさんの具体的かつ現実的な提案を実行しようと考えました。
具体的な取り組み
自動車保険を共済組合から保険会社へ移行することにより、保険コストは30%ほどアップしました。
実額にして600万円ほどとなりましたが、人件費を考えると1,000万円以上のコストメリットがありましたので、リスクもありましたが保険会社の事故サービスセンターを活用することで社内の人員を別業務に配置することを決定しました。
導入後の成果
それまで毎日事故対応と処理に追われていた社員が安全運転研修や日常の乗務員教育という前向きな業務を行う事で日に日に明るくなっていきました。
また、2か月に1回、当社運行管理者と保険会社とA&Aさんの3社で事故処理状況の進捗管理を行うミーティングを開催し、三位一体となって事故ゼロを目指す取り組みを行っています。
タクシー事業者で保険料が高騰して困るという会社が多い中、当社は安定的な水準の保険料を継続しています。
A&Aへのメッセージ
A&Aさんの最大の魅力は事故削減に対する取り組み姿勢です。
弊社も保険会社各社から様々なアプローチがありますが、代理店独自に保険会社の損害サービスセンターに働きかけて定期的なミーティングを開催してくれたり、明け番集会で研修をしていただいたりとても助かっています。
同業者には共済から保険会社に変えた事で、保険料が大幅に上がってしまったという話も聞いたことがありますが、当社においては事故率が改善し、割引が進んだ事と渉外担当(事故係)の事故対応業務が大幅に減った事で、間接的なコストも大幅に削減されました。
今後も保険提案や事故削減はもちろんですが、求人や人材教育など経営に関する情報交換も出来れば心強いと思ってます。引き続きよろしくお願いします。
